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第14回 諏訪大社「御柱守」「板朱印」 - ご当地「授与品」あれこれ

ご当地「授与品」あれこれ / 平成28年04月13日 第14回 諏訪大社「御柱守」「板朱印」

御柱守(約3×約6㎝)は500円(税込)、板朱印(約24×約15㎝)は1000円(税込)。いずれも御柱祭の期間限定品で、なくなり次第終了
御柱守(約3×約6㎝)は500円(税込)、板朱印(約24×約15㎝)は1000円(税込)。いずれも御柱祭の期間限定品で、なくなり次第終了
諏訪大社 上社本宮 幣拝殿
諏訪大社 上社本宮 幣拝殿
諏訪大社 下社秋宮 神楽殿
諏訪大社 下社秋宮 神楽殿

 

長野県の諏訪湖周辺に鎮座する諏訪大社。ご祭神の建御名方神(たけみなかたのかみ)は、『古事記』には出雲を舞台にした「国譲り」に最後まで抵抗した神として登場します。国譲りを迫る建御雷神(たけみかづちのかみ)に力比べを挑んだ末、敗走した建御名方神は、諏訪の地に国を築き、この地を出ないことを誓われたとされます。

諏訪大社には4つの境内地があり、諏訪湖の南には本宮(ほんみや)と前宮(まえみや)から成る上社(かみしゃ)が、北には秋宮(あきのみや)と春宮(はるのみや)から成る下社があります。そのうち、前宮以外はご本殿をもたず、神体山やご神木をご神体として拝する古いかたちをもつ神社です。諏訪の神は風・水の守護神で五穀豊穣を祈る神として、また武勇の神として信仰され、その幅広いご神徳から各地に勧請されています。

さて、諏訪大社といえば、7年目ごとの寅と申の年に行われる御柱祭(おんばしらさい)が有名です。山から各宮4本計16本の樅(もみ)の巨木を伐り出して人力で曳き、お宮の四隅に建てるもので、急坂での「木落とし」や川の中を渡る「川越し」などの勇壮な様子は報道などでよく知られるところです。

平成28年は御柱祭の年にあたり、祭りの期間中には上社本宮と下社秋宮で特別な御朱印が授与されています。それが、御柱にも用いられる樅の木を用いた「板朱印」です。樅の木は諏訪では神聖な木とされているとか。また、「御柱守」は、前々回の御柱を用いて奉製されたお守。健康や安全にご利益があり、御柱祭に参加する氏子たちは首にこのお守をかけています。

諏訪大社

上社本宮 長野県諏訪市中洲宮山1 ☎0266-52-1919
上社前宮 長野県茅野市宮川2030 ☎0266-72-1606
下社春宮 長野県諏訪郡下諏訪町193 ☎0266-27-8316
下社秋宮 長野県諏訪郡下諏訪町5828  ☎0266-27-8035
http://suwataisha.or.jp/

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